卵子提供と卵子ドナーの存在

不妊に悩む女性と卵子提供

不妊に悩むカップルや夫婦は年々日本でも増加していると言われており、実際に全体の出生児のうち約50人に1人は体外受精などの不妊治療によって生まれていると言われております。この数字を見ると、不妊に悩む夫婦やカップルが増える傍らで、不妊治療を専門で行うクリニックや医師も増えているということになります。

不妊治療には、一般不妊治療と高度生殖医療と呼ばれる2種類の治療があり、簡単に説明すりと一般不妊治療は健康保険適用内で治療を受けることができ、高度生殖医療は健康保険適用外となるので全額自己負担となります。一般不妊治療にはタイミング療法、ホルモン療法、人工受精があり、高度生殖医療には体外受精、顕微鏡受精、凍結胚移植があります。

不妊の定義は2年以上避妊をしない性交としても妊娠に至らない場合となっており、不妊を疑う場合にはまず不妊検査を行って検査結果によって治療方針を決定します。不妊検査は女性も男性も療法が受けることになります。
その不妊検査の結果によって、どういった不妊治療を行うかが決まるのです。

不妊の原因とは

不妊の原因は女性にある場合と男性にある場合、両方にある場合と原因がわからない場合の4つになります。

女性に問題がある場合は、

■排卵に問題がある場合
■卵管に問題がある場合
■子宮に問題がある場合
■子宮頚管に問題がある場合

主な原因はこの4つとなります。
卵巣になんらかの問題があり排卵障害を起こしている場合や卵管が詰まっていたり狭くなっていたりすることで卵子が通れなくなってしまっている場合、受精をすることができても子宮内に奇形や病気があることで上手く着床ができない場合や子宮頚管に問題があり精子が通れなくなってしまっている場合です。

次に男性に問題がある場合は、

■精子通過障害
■造精機能障害
■精機能障害

の3つになります。精子の数や運動率に問題があることが多いようです。

両方に問題がある場合というのはセックスレスのことになります。

そして最後に、多くの人が疑問に思うのが原因不明と言われる不妊です。不妊検査を女性も男性も両方が一通り終えて、何の問題もない状態でタイミングを合わせても妊娠に至らない場合を原因不明不妊症と言います。

深刻な問題となる卵子の老化と卵子提供

様々な不妊の原因があるのですが、中でも近年日本で問題になっているのが女性の卵子の老化です。女性の社会進出が盛んになったことによって晩婚化が進み、年齢を重ねた女性が妊娠をしようと考えると問題となるのが加齢によって老化した卵子なのです。

女性は自然に妊娠する確率が20代をピークに下がっていきます。40歳で5%、45歳で1%まで下がってしまうのです。加齢による子宮や卵巣などの機能低下も理由となるのですが、やはり一番の原因は卵子の老化でしょう。老化した卵子を再び若返らせることはできないため、卵子の老化による不妊で何度も体外受精などを試みても妊娠することができない場合は、卵子提供を選択する女性が増えています。

卵子提供は日本では事実上認められていないのですが、この事実上というのは法律による整備はないので禁止されているというわけではありません。ですが、日本で卵子提供を受けるためには病気などで卵巣を摘出して排卵ができない、早期閉経によって排卵がないなど卵子提供を受ける他に子供を持つ望みがないと認められることが必要となり、実際に卵子提供を受けるには倫理委員会の認可が必要となります。また、卵子ドナーとなる女性も親族や知人といった身内からしか選定することができないことから、卵子の老化による不妊で卵子提供を受けるという選択はハードルが高いものとなっているのです。

日本で卵子提供を受けることができない不妊に悩む夫婦やカップルは、海外に渡航して卵子提供を受けているのが現状です。

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